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外構でよくある後悔とは?失敗例と後悔しないための対策5選

2025.09.27

外構でよくある後悔とは?失敗例と後悔しないための対策5選

家づくりでは、間取りや内装には時間をかける一方で、「外構(エクステリア)」の計画は後回しにされることが少なくありません。

しかし、いざ暮らし始めてから「使いにくい」「不便」「夜は暗くて怖い」と感じてしまうケースも多く、外構こそ快適な住まいの鍵を握る重要な要素と言えるでしょう。

今回は、実際にありがちな外構の失敗例とその対策を取り上げながら、雨の日の動線や防犯性、照明計画なども含めた「後悔しない外構づくり」のポイントをご紹介していきます。

失敗1|雨の日に玄関から濡れながら荷物を運ぶことに…

カーポートと玄関ポーチが離れていたり、アプローチに屋根がないと、雨の日の出入りが大きな負担になります。

特に、小さなお子さまがいるご家庭や高齢のご家族がいる場合は、移動のたびにストレスを感じやすくなるでしょう。

対策として、玄関アプローチには屋根や庇、または屋根付きの動線を設けることがポイントです。

玄関と駐車スペースを近づけた配置や、車寄せと一体化した庇のあるプランなど、敷地条件に合わせてスムーズに移動できる動線を考えましょう。

失敗2|外から室内が丸見えに…目隠し不足でプライバシーを後悔

外構計画を後回しにしたことで、リビングやキッチンが外から見えてしまい、「常にカーテンを閉めっぱなし」という状態になってしまうケースもあります。

特に都市部のように隣家との距離が近い環境では、プライバシー対策が欠かせません。

フェンスや植栽、目隠し壁などをバランスよく取り入れ、外からの視線を遮る工夫を外構計画の初期段階から取り入れておきましょう。

窓の位置や高さも外構と連動させて設計すると、より快適な空間づくりにつながります。

失敗3|夜間が暗くて危険&見た目も残念

外構照明が足りないと、防犯面に不安が残るだけでなく、夜の帰宅時に足元が見えず転倒のリスクも高まります。

さらに、照明の有無は家の印象にも大きく影響するため、暗いとどこか寂しげな見た目になってしまうことも。

門柱・アプローチ・玄関・駐車場の4カ所には、計画的に照明を設けましょう。

ソーラー充電式のセンサーライトや、明るさを調整できるLED照明などを取り入れれば、電気代を抑えつつ、必要な場所にしっかり光を確保できます。

失敗4|防犯対策が不十分で、不安な外構に…

見た目のデザインを重視しすぎた結果、外からの死角が多くなったり、簡単に乗り越えられるフェンスを採用してしまったりするケースがあります。

防犯性を軽視した外構は、安心して暮らすうえで大きな不安要素になってしまいます。

防犯の基本である「見せる・照らす・入りにくくする」を意識した外構づくりを心がけましょう。

下記のような対策を組み合わせることで、不審者に「入りにくい」と思わせる環境づくりが可能になります。

 

・門柱まわりに人感センサー付きの照明を設置

・死角には防犯カメラやライトを配置

・高めのフェンスに加え、「砂利敷き」で足音による威嚇効果をプラス

失敗5|植栽や花壇の手入れが負担に…結局は放置状態に

「ナチュラルな庭に憧れて植栽をたくさん取り入れたものの、雑草処理や剪定が大変で結局手が回らない…」というお悩みは少なくありません。

最初は理想の外構でも、手入れが負担になってしまうと、美観が損なわれるだけでなくストレスの原因にもなってしまいます。

ローメンテナンスを前提に、植物の種類や配置、下地処理をしっかりと計画しましょう。

人工芝や防草シート、砂利敷きの活用、剪定の手間が少ない低木やグランドカバーを中心に植えると、日々の管理がぐっと楽になります。

見た目の美しさと手軽さを両立させることが、長く快適に暮らす外構づくりのポイントです。

外構は「見た目」だけでなく「暮らしやすさ」まで考えるのがポイント

外構工事は家の完成後に取りかかることが多いため、どうしても「後付け」の印象になりがちです。

しかし、実際の暮らしでは「雨の日の動線」や「夜間の安全性」「防犯性」「快適性」など、外構が与える影響は決して小さくありません。

住み始めてから「もっと早く相談すればよかった…」と後悔しないためにも、間取りとあわせて外構の計画も進めておくのがおすすめです。

暮らし全体の満足度を高めるためにも、設計初期の段階から外構計画を意識しておきましょう。

まとめ

注文住宅の魅力は、「暮らし方に合わせて自由に設計できること」。
外構もその自由度を活かせる、大切な要素のひとつです。

ただし、照明や動線、雨対策、防犯、景観など、検討すべきポイントが多いため、専門知識のあるプロと一緒に計画を立てることが、失敗を防ぐ近道となります。

「外構にどこまで予算をかけるべきか」「うちの敷地ならどんな設計が合うのか」など、具体的な悩みが出てきたら、ぜひ注文住宅のプロに相談してみてくださいね。

 

徳島で注文住宅を検討中の方はぜひ一度かみくぼ住宅にご相談ください。

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