オール電化の普及やその安全性の高さから、近年人気が高まっているIHクッキングヒーター。
一方で「ガスに比べて火力が弱いのでは?」と不安に感じる方も少なくありません。
では、実際のところ料理の仕上がりや使い勝手にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、IHとガスの火力を比較し、実際の調理でどのような差がでるのか、具体的に解説していきます。
IHクッキングヒーターの火力の仕組み
IHは「電磁誘導加熱方式」によって鍋底そのものを発熱させる仕組みです。
炎が出ないため見た目の迫力はありませんが、鍋全体を均一に温められるのが特徴です。
その分、調理効率も高く、ムラなく加熱できます。
最大火力は機種によって異なりますが、一般的には2.5kW〜3.2kWクラスが主流で、強火のガスコンロと同等のパワーを発揮します。
ガスコンロの火力との違い
ガスコンロは直火で加熱するため、最大火力はおよそ4kWと高く、鍋底だけでなく側面まで炎が回り込みます。
そのため、炒め物や中華料理など、強い火力を必要とする調理に適しています。
一方で、IHは鍋底のみに熱が伝わる仕組みのため、「鍋を振るような炒め物」にはやや不向きです。
ただし、一定の温度を保ちやすいという利点があり、煮物や揚げ物など温度管理が重要な料理では、IHのほうが安定して仕上がることもあります。
実際の調理での違い
炒め物や中華料理
直火を使うガスコンロのほうが鍋を振りやすく、香ばしさを出しやすい傾向があります。
IHでも強火調理は可能ですが、鍋を浮かせると加熱が止まるため、調理の仕方に少し工夫が必要となるでしょう。
煮込み料理
IHは温度センサーによって一定の加熱を維持できるため、焦げ付きにくく、失敗しにくいのがメリットです。
じっくりと時間をかけて煮込む料理には、IHが向いていると言えます。
揚げ物
ガスは油温の変化が大きいですが、IHは設定した温度を正確にキープできるのが特長です。
温度が安定することで、カラッとした仕上がりを実現しやすくなります。
IHクッキングヒーターのメリットとデメリット
IHの主なメリットは、「安全性が高い」「お手入れがしやすい」「一定温度での調理が得意」といった点です。
火を使わないため、小さなお子さまや高齢のご家族がいるご家庭でも安心して使えます。
一方で、「専用の鍋が必要」「停電時には使えない」「直火ならではの調理感が得られない」といったデメリットもあります。
特に、強い火力で一気に炒めたい方にとっては、少し物足りなく感じることもあるでしょう。
まとめ

IHクッキングヒーターの火力は決して弱いわけではなく、実際にはガスコンロと同等、あるいは料理によってはそれ以上の力を発揮することもあります。
強火を活かした中華や炒め物ではガスが優れていますが、揚げ物や煮込み料理など、温度管理が重要な調理ではIHが得意分野と言えます。
ライフスタイルや料理の好みに合わせて、どちらが自分に合うかを見極めることが大切です。
キッチン設備の選択に迷ったときは、ぜひ注文住宅のプロに相談し、後悔のない選択ができるようにしましょう。
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