愛犬と暮らすご家庭の場合、庭をドッグランとして活用できれば、毎日の散歩代わりや運動不足解消に役立ちます。
リードを外して自由に走り回れる空間は犬にとって大きな喜びであり、飼い主にとっても安心できる環境です。
しかし、安全面や快適性を考えずにドッグランをつくると、思わぬ事故やトラブルにつながることも。
特に、新築や注文住宅で庭にドッグランを設けるなら、犬の行動特性や暮らしやすさを踏まえた設備計画が欠かせません。
そこで今回は、庭のドッグランに必要な設備と注意点を解説します。
フェンスと出入口の安全対策
脱走防止は最優先
ドッグランの基本として、犬が外へ飛び出さないようにするフェンスを設けましょう。
犬種や体格に応じて高さは120cm以上が目安で、ジャンプ力のある犬なら150cmほど必要な場合もあります。
また、下部に隙間があると掘って抜け出すこともあるため、地面までしっかり施工しておくことが大切です。
出入口は二重扉に
出入口には二重扉(スライドゲートなど)を採用すると安心です。
仮に1枚目を抜けても、もう1枚で安全を確保できます。
注文住宅であれば庭と室内をつなぐ動線も含めて計画できるので、利便性と安全性を両立しやすいでしょう。
地面と日除けの工夫
肉球を守る床材を
犬が走りやすくケガをしにくい床材選びも大切です。
天然芝は足腰にやさしい一方で、メンテナンスが欠かせません。
一方、人工芝は管理がしやすく泥汚れも軽減できます。
コンクリートや砂利は硬さや熱さで肉球を傷めやすいため、部分的に取り入れる程度にとどめましょう。
日陰を確保して熱中症予防を
夏場の直射日光は犬に大きな負担になります。
パーゴラやタープ、シェードを設置して日陰を確保しておきましょう。
さらに、水飲み場をつくり、こまめに水分補給できるようにすると安心です。
快適に使うための設備と注意点って?
水回りの設置と排泄対策
ドッグラン内に水道を引いておけば、飲み水の補給や遊んだ後の足洗いが楽になります。
排泄に備えて水で流せる環境を整えておけば、清潔な状態を保ちやすいですね。
照明と防音
夜間でも遊べるように照明を設置すると便利です。
ただし近隣への配慮も必要なため、照明の向きや明るさ、防音性を意識しましょう。
植栽やフェンスを工夫すれば、犬の吠え声をやわらげる効果も期待できます。
家族の暮らしとの調和
ドッグランを庭に設けると、家族の生活スペースやガーデニングとの兼ね合いも出てきます。
注文住宅なら、ウッドデッキやテラスとつなげて一体的に利用できるよう計画することで、家族みんなにとって使いやすい庭になるでしょう。
まとめ
庭のドッグランは、犬にも飼い主にも安心で快適な空間となる魅力的な設備です。
ただしフェンスや床材、日除けや水回りといった基本設備を整えなければ、思わぬトラブルを招くことになりかねません。
注文住宅なら、庭全体のデザインや生活動線と合わせてドッグランを設計できるため、より安心で実用的な空間を実現できます。
家族と愛犬が快適に使えるドッグランづくりを目指しましょう。
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