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掘りごたつを取り入れるなら知っておきたい!間取りと設計のコツ

2025.10.08

掘りごたつを取り入れるなら知っておきたい!間取りと設計のコツ

冬になると恋しくなる、足元からじんわりと温まる「掘りごたつ」。

昔ながらの設備と思われがちですが、最近ではデザイン性や快適性を重視して取り入れる注文住宅が増えています。

家族が自然と集まるリビングの一角や、来客をもてなす和室に設けることで、“ほっとできる特別な時間”を生み出せるのが掘りごたつの魅力です。

今回は、掘りごたつをもっと快適に活かすためのレイアウトと設計のヒントを、注文住宅ならではの視点でご紹介します。

掘りごたつを取り入れるメリット

まずは、掘りごたつを設置するとどんな魅力があるのか整理してみましょう。

足元から心地よく温まる自然な暖かさ

エアコンや床暖房とは異なり、掘りごたつは足元からじんわりと体を温めるのが特徴です。

風が出ないので乾燥しにくく、温度のムラも少ないため、長時間座っても快適。

冬の団らんタイムや読書時間が、より心地よいひとときになります。

家族が自然と集まる団らんの場所に

掘りごたつは、家族の距離を自然に近づけてくれるアイテムです。

テレビを見ながら話したり、子どもが勉強をしたりと、家族それぞれがリラックスできる場所になります。

寒い季節でも「ここに座りたい」と思える空間があることで、リビングの魅力がさらに高まります。

和モダンなインテリアにも調和

畳や無垢材との相性がよく、和風にもナチュラルモダンにも馴染みます。

最近はフローリングに合わせたデザインや、リビングに溶け込むスタイリッシュなタイプも多く、現代のインテリアに合う掘りごたつとして注目されています。

掘りごたつを設ける場所と間取りの考え方

リビングに設ける場合のポイント

最も人気なのが、リビングの一角に掘りごたつを設けるスタイルです。

家族が集まる中心にあることで暖房効率が高まり、リビング全体があたたかく過ごしやすい空間になります。

床材との境界を意識して設計すると、デザインの統一感が出やすくなります。

例えば、こたつ周囲を畳敷きにして他をフローリングにするなど、素材の切り替えで空間のメリハリをつけるのもおすすめです。

和室や畳コーナーでくつろぎの空間に

「掘りごたつといえば和室」というイメージも根強くあります。

独立した和室に設けると、来客時のおもてなしやお茶の間としても活躍

一方、リビングに隣接する畳コーナーに設置すれば、普段は家族用として使いながら、必要に応じて個室として仕切ることもできます。

吹き抜け空間は暖気の逃げに注意

天井が高い吹き抜けリビングでは、暖気が上に逃げやすくなります。

掘りごたつの暖房効果を十分に感じるためには、断熱性能の高い住宅設計や、サーキュレーターによる空気循環の工夫が必要です。

掘りごたつをもっと快適にするレイアウトと設計のヒント

ダイニングタイプで食事もくつろぎも両立

近年人気なのが、ダイニングテーブル一体型の掘りごたつ

椅子を置かずに座れるため空間を有効活用でき、食事の場としても家族の憩いの場所としても機能します。
床下にしっかりとした断熱を施すことで、暖気が逃げず快適に過ごせます。

可動式フタで多目的に使う

使わない季節には専用のフタをかぶせてフラットな床として利用できます。

リビングの一部としてすっきり見せたいときや、小さなお子さま・高齢の方がいる家庭でも安心です。

季節によって「掘りごたつ」と「フラットスペース」を切り替えられるのは大きな魅力です。

配線・点検口などのメンテナンス計画を忘れずに

掘りごたつは電源を使用するため、床下配線の計画を設計段階で検討しておくことが大切です。

また、将来的なヒーター交換や清掃を考え、点検口を設けておくと安心

見えない部分の工夫が、長く快適に使える掘りごたつにつながります。

注文住宅でこそ実現できる、理想の掘りごたつ空間

間取り全体とのバランスを考える

掘りごたつは空間の主役にもなります。

他の家具や動線とのバランスを取りながら、「集まる場所」として機能する位置を意識しましょう。

テレビや窓との距離感、照明の配置も含めて設計することで、リビング全体の心地よさが変わります。

素材選びで温もりを演出

掘りごたつまわりに使う素材は、見た目と手触りの両方を考慮しましょう。

無垢材の床や珪藻土の壁、和紙クロスなど自然素材を組み合わせると、光の反射も柔らかくなり、温かみのある空間に仕上がります。

将来のメンテナンスや使い方も見据えて

掘りごたつは長く使う設備だからこそ、ライフスタイルの変化にも対応できる設計が大切です。

将来は収納スペースや小上がりのワークスペースとして転用できるようにしておくと安心です。

子どもが独立した後や老後の生活にも柔軟に対応できるのは、注文住宅の大きな魅力のひとつと言えるでしょう。

まとめ

掘りごたつは、日本の住まいが育んできた“家族のぬくもり”を感じる空間です。

足元から温まる快適さに加え、家族が自然と集まる居心地のよさがあります。

注文住宅なら、間取りや素材、設計の工夫によって、「冬を楽しむリビング」や「おもてなしの和室」など、理想の掘りごたつ空間を自在にデザインできます。

これから家づくりを考える方は、ぜひ“心まで温まる住まい”を叶えるひとつのアイデアとして、掘りごたつを検討してみてはいかがでしょうか。

 

徳島で注文住宅を検討中の方はぜひ一度かみくぼ住宅にご相談ください。

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