BLOG

家づくりブログ

住宅ローン審査に通るには?事前審査と本審査の違いと対策を紹介

2025.09.22

住宅ローン審査に通るには?事前審査と本審査の違いと対策を紹介

住宅を手に入れる際、多くの方が利用するのが住宅ローンです。

この住宅ローンを組むには、金融機関による審査に通過する必要があります。

その審査は一般的に「事前審査」と「本審査」の2段階に分かれていることをご存じでしょうか。

「それぞれの審査で何を見られるのか」「通過するにはどんな準備が必要なのか」といった疑問や不安を抱える方も少なくありません。

事前審査と本審査では、審査の目的や確認される内容、厳しさに違いがあります。

今回は、住宅ローンにおける事前審査と本審査の違いをわかりやすく解説するとともに、それぞれの審査で見られるポイントや、スムーズに進めるためのコツについてご紹介します。

住宅ローンの「事前審査」とは?

住宅ローンの手続きは、まず「事前審査」からスタートします。

これは、金融機関があなたに融資できそうかどうかをおおまかに判断するための最初のステップです。

事前審査の主な目的は、希望する借入額に対して、安定した収入があり無理なく返済できるかどうかを確認すること。

また、過去に金融トラブルがないかなど、あなたの「信用力」についても簡易的にチェックされます。

この審査に通過すると、「このくらいの金額であれば借りられそうだ」という目安が分かり、物件探しや購入の申し込みを安心して進められるようになります。

事前審査で確認される主なポイント

事前審査では、金融機関が以下のような項目を中心にチェックします。

申込者の属性

年齢や勤務先、勤続年数、年収などから、安定した返済能力があるかを見られます。

健康状態

住宅ローンに付帯する団体信用生命保険(団信)への加入が可能かどうかが重要になります。

持病などがある場合、加入できないケースもあるため注意が必要です。

現在の借入状況

自動車ローンやカードローン、奨学金など、他にどのような借入があるかが審査対象になります

返済負担率

年収に対して、すべての借入(住宅ローンを含む)の年間返済額がどの程度を占めるかが見られます。

信用情報

過去に延滞や債務整理といった金融トラブルがないかも、重要な判断材料です。

 

提出書類としては、一般的に本人確認書類や収入証明(源泉徴収票など)、現在の借入状況がわかる資料などが求められます。

審査結果は早ければ数日、長くても1週間ほどで出ることが多いでしょう。

最終ステップ!住宅ローンの「本審査」とは?

本審査は、金融機関が実際に融資を実行するかどうかを正式に判断するための、より詳細で厳密な審査です。

事前審査が「仮の承認」だとすれば、本審査は「本当の承認」と考えると分かりやすいでしょう。

この段階では、事前審査で確認された申込者の情報に加えて、購入予定の物件そのものについても詳しくチェックされます。

というのも、万が一返済が滞った場合、金融機関はその物件を担保として回収することになるため、物件の資産価値(担保評価)が重要な判断材料となるからです。

本審査で確認される主なポイント

本審査では、事前審査の内容をさらに詳しく掘り下げながら、以下の点についても細かくチェックされます。

申込者の情報

事前審査で確認された内容に加えて、勤務先の変更や収入の変動など、直近の状況が影響することもあります。

購入物件の担保評価

物件の立地や構造、築年数、法的制限などをもとに、専門家が資産価値を評価します。

団体信用生命保険(団信)への正式な加入判断

健康状態の告知や診断結果などに基づいて、保険会社が正式な加入の可否を判断します。

詳細な信用情報

クレジットカードやローンなどの支払い状況を含め、過去の履歴をさらに丁寧に確認されることがあります。

自己資金の出所

頭金などの資金が正当なものであるか、不審な取引がないかどうかをチェックされるケースもあります。

 

本審査では、提出書類の種類も増えるのが一般的です。

不動産売買契約書、重要事項説明書、登記事項証明書、建築確認済証などが必要になり、審査期間は2週間から、場合によっては1ヶ月ほどかかることもあります。

住宅ローン審査を通過しやすくするコツ

いくつかのポイントを意識することで、審査の通過率を高めることができます。

ここでは、審査に有利に働く具体的な対策をご紹介します。

審査前に準備しておきたいこと

【既存の借入を整理する】

自動車ローンやカードローン、キャッシングなど、すでにある借入はできるだけ完済、または残高を減らしておくのが理想的です。

これらは「返済負担率」に影響し、住宅ローンの借入可能額を引き下げる要因になります。

特に、キャッシング枠は未使用でも借入と見なされるケースがあるため注意が必要です。

【収入や勤続年数の安定を意識する】

一般的には、勤続年数が3年以上あると審査で有利になる傾向があります。

逆に、転職して間もない場合や独立直後などは、収入が不安定と判断されることがあるため、申請時期にも配慮が必要です。

【頭金を用意する】

自己資金をしっかり準備することで借入額を抑えることができ、返済負担率の軽減にもつながります。

金融機関にとってもリスクが小さくなるため、審査通過の可能性が高まりやすくなります。

【信用情報を事前に確認する】

信用情報機関に情報開示を請求し、自身の信用状況を確認しておくと安心です。

未払いがある場合はすぐに完済して「延滞解消」にしておくとよいでしょう。

審査申込時に気をつけたいこと

【金融機関を比較検討する】

審査基準は金融機関ごとに異なるため、複数社を比較することが大切です。

ただし、同時に多数へ申し込むと「申し込みブラック」と見なされる恐れがあるため、3〜4行程度に絞るのがおすすめです。

【書類は正確かつ丁寧にそろえる】

書類に不備があると審査が遅れたり、信頼性を損なったりすることがあります。

金融機関からの案内をよく確認し、期限内に正確な書類を提出しましょう。

【無理のない借入額を設定する】

金融機関が提示する「最大借入可能額」ではなく、自身の返済能力や将来のライフプランを考慮したうえで、現実的な借入額を設定することが重要です。

返済負担率が高すぎると、審査に不利になる場合があります。

まとめ

今回は、住宅ローンにおける事前審査と本審査の違い、そして通過率を高めるためのコツについてご紹介しました。

事前審査は物件探しの前に受ける予備的な審査、本審査は購入物件を決めたうえで行う本格的な審査と、それぞれ目的が異なります。

「既存の借入を整理する」「収入の安定性を示す」「無理のない借入額を設定する」など、基本的な対策をしっかり行うことで、審査を通過できる可能性は大きく高まります。

住宅ローンに関して不安や疑問がある場合は、信頼できる建築会社やファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。

専門家のサポートを受けることで、家づくりの計画をより安心して進められます。

 

徳島で注文住宅を検討中の方はぜひ一度かみくぼ住宅にご相談ください。

  •  PREV

    新築前に確認すべきハザードマップとは?家づくりで失敗しないための備え方

  • 新築の庭にドッグランをつくりたい!手入れしやすい素材と設計のコツを解説

    NEXT 

一覧に戻る
不動産売却無料査定
不動産売却無料査定