外出から戻り家の玄関を開ける瞬間は、安心感を感じられる特別な瞬間です。しかし、その瞬間に家の中のにおいが気になってしまうとどうでしょうか？せっかく我が家に帰ってきたのに嫌な気持ちになってしまいますよね。

特に夏場は家のにおいが気になりやすい季節。原因は排水管にあることがわかっています。この記事では、家のにおいの原因と対策について、詳しく解説していきます。

夏場の悪臭の原因

排水管では、食べ物や油脂、髪の毛などが溜まり、これらが腐敗や発酵を起こしてにおいの元となるガスが発生しています。また、排水管に付着した汚れやカビもにおいの原因となることがあります。

特に夏場ににおいが気になるのは、湿度が高まり、空気中に「におい分子」がとどまりやすくなるためです。におい分子とは、人がにおいを感じる分子のこと。湿度が高まるとこの分子の揮発性も上がり、においが広がりやすくなります。このため、夏場はにおいが留まりやすく、涼しい季節と比べてにおいが気になりやすいのです。台所や洗面台など、いつもはにおいが気にならなかった場所も、夏場には気になるかもしれません。

家のにおいの対策

封水をためる

シンクやボウルの下に設置されている下水管には、「封水トラップ」と呼ばれるS字カーブを描いた部分があります。この封水トラップに水がたまり、下水道からの臭気を逆流させない仕組みになっています。

しかし、水道をしばらく使用しないと封水が蒸発してしまい、臭気が上がってくることがあります。そのため、定期的に水を流して封水を保つことが重要です。

排水口の掃除

家のにおいの原因には、排水口や下水管の汚れもあります。排水口の入り口周辺に汚れが溜まっていないか定期的に確認しましょう。キッチンの排水口には「椀トラップ」というお椀を被せたような封水トラップが使われています。この椀トラップに被せているパーツは取り外しできるので、洗って清潔に保っておくことをおすすめします。

浴室や洗面台の排水口は普段は目につかない奥まで汚れが溜まりやすいので、ブラシを使用して掃除するようにしましょう。また、定期的にパイプクリーナーなどジェルタイプの溶剤を使用して下水管を洗浄することも大切です。

まとめ

家のにおいは梅雨や夏の時期に特に発生しやすいという性質があります。その原因の一つが排水管です。排水管の封水がなくなったり汚れが蓄積したりすることで、においが発生します。定期的に水を流して封水を保ち、排水口の掃除をすることが大切です。

家で快適に過ごすために、においは重要なポイントです。

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