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「下がり壁」の役割とは?家づくりでの活用術も紹介

2023.11.11

「下がり壁」の役割とは?家づくりでの活用術も紹介

住宅の間取り図で「下がり壁」という言葉を見たことはありますか?「下がり壁って一体何?」と疑問を持つ方も多いでしょう。

今回は、この「下がり壁」とは何なのか、また活用方法をご紹介します。

下がり壁の持つ役割

まず、下がり壁とは一体何なのか、そして設置される理由について見ていきましょう。

下がり壁とは

下がり壁は、垂れ壁とも呼ばれ、文字どおり天井から垂れ下がったような形の壁です。主に開口部や、リビングとダイニングエリアの仕切り、和室とリビングエリアの間など、部屋の境界に設けられることが多いです。

下がり壁の役割

下がり壁には二つの主な役割があります。一つは「防煙垂れ壁」としての役割で、もう一つは住宅の構造上、必要な耐力を保つためです。

防煙垂れ壁は、火災時に煙が拡散するのを抑えるために設けられます。住宅火災が発生すると、有害なガスや一酸化炭素が発生し、これらの煙が高い位置から部屋内に広がります。下がり壁があれば、煙が拡散するスピードが抑えられ、避難時間を確保することにつながります。このため、防煙垂れ壁として設ける場合は天井から最低でも50cmは下がる必要があります。50cmと聞くと邪魔に感じる人もいるかもしれません。見た目にこだわりたい方は、おしゃれなガラス製の防煙壁もおすすめです。

一方で、一部の住宅では、建物が受ける水平荷重に耐えるために下がり壁が設けられます。例えば、枠組みが木材の「ツーバイフォー住宅」では、地震や強風などの自然災害に対する建物の耐久性を高めるために下がり壁が必要です。つまり、住宅と家族の安全を守る役割を果たしているのです。

部屋の仕切りにも使える!下がり壁の活用法

もし、部屋の内部をやわらかく仕切りたい場合、下がり壁を取り入れてみるのはいかがでしょうか。限られた広さのLDKで仕切り壁を設けると、圧迫感を感じることがあります。下がり壁なら、壁やドアをつけなくても部屋を仕切ることが可能です。

たとえば、開放感のあるリビング・ダイニングに憧れるが、キッチンとは区切りたいという場合もあるでしょう。下がり壁を設置すれば、視界を妨げずに空間を分けることができます。さらに、下がり壁の内部に棚を設けることで、収納スペースとして活用もできます。

また、部屋の雰囲気を変えたい場合にも下がり壁が役立ちます。例えばリビング内に書斎コーナーを設ける際には、下がり壁を使って壁紙を変えることで、洗練された空間を演出できます。

下がり壁に関する疑問はプロに相談を

火災の際に役に立ったり、家の耐力を高めたり、仕切りにもなる下がり壁。その活用方法や間取りについて気になることがあれば、専門家に相談することをおすすめします。

多くの住宅を設計してきたプロなら、下がり壁の効果的な使い方について、多くのアイデアをご提案できるでしょう。

 

徳島で注文住宅を検討中の方はぜひ一度かみくぼ住宅にご相談ください。

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